質問:
e-residencyのハッカソンはいつ開催されますか?(JPN01046)
クイックアンサー:
エストニア・イーレジデンシーに特化したハッカソン及びアイデアソンがすでに日本・エストニア・英国・ドイツ・米国などで開催されています。以下、エストニアと日本で開催されたイベントの概要です。
e-residencyアイデアソン@日本
e-residencyアイデアソン:チーム別ディスカッション
(写真: Tsutomu Komori) |
2016年3月、日本最大アクセラレーター01Boosterにてエストニア・イーレジデンシー・アイデアソンが開催されました。主催はインキュベーターidentit.eeであり、イベント運営はeSparQNow(弊社)が行いました。エストニア政府e-residencyチームは当イベントのスポンサーをしています。このイベントの様子はe-residencyコミュニティーに写真がアップロードされています。
世界初e-residencyサービス開発ハッカソン@エストニア
e-residencyハッカソン参加者で記念撮影 (写真: Garage48) |
2015年9月、世界初e-residencyサービス開発ハッカソンがエストニアで開催されました。主催及び運営はインキュベーターGarage48、協賛エストニア政府e-residencyチームが行いました。私は個人で参加をして特別賞を受賞しました。このイベントの様子は主催者Garage48のFacebookページにアップロードされています。
次回開催の日程がわかりましたらこのブログにポストしていきます。
以下に世界初e-residencyサービス開発ハッカソン@エストニアの様子をレポートします。
2015年9月第一回e-residencyハッカソン開催
e-residencyハッカソン参加者で記念撮影 (写真: Garage48) |
2015年9月第一回 Service for e-residency ハッカソンがエストニアのVormsi島という小島(人口約200人!)の学校で開催されました。主催はエストニアのインキュベーターGarage48、協賛はエストニア政府e-residencyチームです。
- 場所:エストニアVormi島
- 日時:2015年9月13日(金)18:00~9月15日(日)18:00
- 参加者:約100名(約40ヵ国国籍)
- 目的:e-residency向けサービスの開発
エストニア首都タリンからフェリーで会場へ移動 (写真: eSparQNow.com) |
Vormsi島の会場での受付 (写真: Garage48 |
宿泊施設がほとんどないため会場内で睡眠 (写真: eSparQNow.com) |
ハッカソンの流れ
- アイデアピッチ
- チーム組成
- 約48時間のチーム開発
- ファイナルピッチ
1.アイデアピッチ
アイデアを持った20人が60秒でピッチをし、チームメンバーを募ります。スライドは1枚だけ利用が認められています。使用言語は英語です。わかりやすく伝えることがポイントです(話の内容。伝わる英語の音・表現など)。また、参加者を興奮させてチームメンバーに入ってもらう必要があります。「時間とエネルギーを投資するに値するアツいプロジェクトだ」と。事前に入念な準備をする必要があります。流暢さよりも準備が重要です
e-residencyハッカソン:アイデアピッチ (写真: Garage48) |
e-residencyハッカソン:ピッチを反応する参加者達 (写真: eSparQNow.com) |
2.チーム組成
約20分でチームを作ります。チームは10チームまでが組成されます。つまりアイデアピッチの50%がここで消滅します。1チームは約8名です。チーム編成に最低限必要な機能は以下です。
- アイデアオーナー
- フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
- デザイナー(アートワーク)
- マーケティング
アイデア・ピッチを一生懸命に準備してきてもチーム組成(アイデアに賛同する仲間)できなければアイデアはスクラップされてしまいます。
e-residencyハッカソン チーム組成中。参加者は「勝てるアイデア」を慎重に吟味。 (写真: eSparQNow.com) |
e-residencyハッカソン ギリギリでチーム組成に成功 (写真: eSparQNow.com) |
e-residencyハッカソン チーム写真 (写真: Garage48 |
3.約48時間のチーム開発
チームで開発します。チェックポイントが数回設定されていて、メンターに報告して軌道修正をしていきます。途中でピッチのトレーニングもあります。また、各分野の専門家も会場内にいるため、見かければいつでも質問をすることができます。専門家はエストニア政府CIO、e-residency開発チーム、e-residencyプロジェクト法務アドバイザー、電子署名専門家・・・・であり、この分野におけるエストニアのオールスターです。
e-residencyハッカソン チーム開発の様子 (写真: eSparQNow.com) |
e-residencyハッカソン 開発場所での仮眠 (写真: eSparQNow.com) |
e-residencyハッカソン 島を散歩しながらチーム会議 (写真: eSparQNow.com) |
e-residencyハッカソン メンターによるピッチのトレーニング (写真: Garage48) |
e-residencyハッカソン ランチ場所。メンターを見つて質問攻め (写真: eSparQNow.com) |
4.ファイナルピッチ
3分間でファイナルピッチをします。スライドの使用を認められていません。チームメイトがウエブ上で動くプロトタイプを操作し、チームリーダーがピッチをします。ピッチはわかりやすく伝えることがポイントです。話の構成、ストーリー、伝わる英語の音・表現などを入念に準備し、何度もピッチトレーニングする必要があります。大半の日本人には発音が難しい英語の音があります。スクリプトからそのような音が含まれる単語を極力取り除いたほうが意味は通じます。通じなければ意味がないので「通じにくい音が含まれるクールな表現」よりも「通じるシンプルな表現」がベターです。
e-residencyハッカソン チームメンバーがプロトタイプ操作。リーダーがピッチ (写真: Garage48) |
e-residencyハッカソン:表彰式 (写真 Garage48) |
e-residencyハッカソン おつかれさまでした (写真: Garage48) |
"e-residency"の"サービス開発及びハッカソン"に関する質問一覧
※2016年7月21日現在、e-residencyは「電子居住」「電子居住制度」「電子居住権」「eレジデンシー」「イーレジデンシー」「e-レジデンシー」「イー・レジデンシー」「eレジデント」「e-レジデント」「eレジデンス」「e-レジデンス」「e-レジデンシー」「eレジデンス」「「イーレジデント」「イー・レジデンス」「eResidency」「e-resident」などと表現されることもございますが機能に違いはございません。
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